東日本大震災救援活動の継続は、津波被害に限らず、福島第一原発事故による被害も忘れてならないと考え、総勢24名で出かけました。
富岡町ではひと気のない「この先帰還困難区域につき通行止め」の看板のある場所や漸く避難指示解除準備区域となった富岡駅前の震災の日のままの街並みを見ながら「事故以来、ここに住んでおられた方は、今はどうしておられるのだろう」と思いました。午後は楢葉町に有る真宗大谷派宝鏡寺の早川篤雄住職を訪ねました。楢葉町は避難指示が解除になっても子どもが居る若い世代は町には戻って来ません。住職の「わたしは、全国で再びこの町が経験したことが起きないよう、余生を使います」との言葉が印象的でした。現地では佐藤努さんがマイクロバスを手配して下さり一日案内して下さいました。〈2015年10月18日週報より〉